竜華機関区最大の変形機 39号機の製作 続編です
元の塗装剥離から始まり 車体の切り継ぎ・移植とパーツのスクラッチが必要となる39号機の製作は 板キットを組むよりも大掛かりな加工となります
ディスプレイモデルとは異なり 車両本体の耐久性が必要となる鉄道模型の切り継ぎ加工では 接着と裏板補強だけでは強度不足となるため 車体板に4か所の穴を開け その部分に金属線を通し内部から車体の強度を確保しています
実車とは異なり模型でシールドビーム2灯化を行うと どうしても照度が落ちてしまう前照灯は ヘッドライトレンズと導光材を新たに造り直します
また 中央部がへこんだ下向きのつらら切りはヒートプレスとカンナ削りで仕上げます
大きさが異なるため製品のものが使えない屋上モニタルーフと 乗務員側窓のHゴムはスクラッチしています
ここまで基本加工だけでも1か月以上を要し 各部のディテールアップが終了すると ようやく下地塗装へ進みます