ウェザリング仕様で製作する EF58-89号機ブルー現役時代の後編です
影塗装の効果を活かしつつ本塗装を行った89号機
ここで塗装のケバ立ちを抑えるためペーパーを掛けたあと 4度目の洗浄を行います
飾り帯を塗装するための発色塗装です
ここは今回の製作では唯一の光沢塗料を使用する部分です
全ての塗装が終了すると細部のパーツ取り付け さらにナンバーや標記類などのインレタを転写します
これから行うウェザリングからインレタ類を保護するために ここで一旦クリア塗装を行います
使用したのは弱半光沢のクリアです
クリアが乾燥するといよいよ汚しのスタートです
まずは墨入れから…
次にウォッシング
画像には加工に使用したツールも写し込んでいます
ドライブラシです
当然ですが車体だけでなく 下回りも同じ工程で作業を行っています
チッピングです
ハードにくたびれた機体を再現する訳ではないので この作業はごく控えめです
いよいよ本命のウェザリングです
しかし まだこれで終わりではありません
EF58の特徴とも言えるオデコからの雨だれをペインティングします
全検を出たてでも一度雨中走行をすると必ずと言っていいほど付いた雨だれは EF58のウェザリングではぜひ表現したいテクスチャです
光沢があってはおかしいタイヤ側面にはエイジングを施します
エイジングは他にも前面窓のHゴムやワイパーにも行います
ここまでの作業が終了するとクリアで表面保護を行います
車体は弱半光沢~艶消しのグラデーション 下回りは艶消しでコーティングしました
室内にはいつものように運転台や機械室を表現
組みあがった89号機
一般運用に就いていた現役時代を下から見ることができたら 色合いはこんな感じだったでしょうか…