電球色LED搭載で再販となったKATO製3020-1を使用し 宮原機関区の原形大窓機 53号機のパンタグラフ換装後(晩年)をウェザリング仕様で製作します
ウェザリング仕様を製作する場合 ハードに汚れた姿を再現したくなるのがモデラーのサガ? ですが 今回は完成後に既製品の客車をそのまま牽引しても違和感のない程度の汚れ度合いを目指します
とは言っても手抜きをしてウェザリングを施すのではなく フルディテールアップ・フルレタリングから 塗装と汚しの工程まで徹底的に造り込みます
加工はいつものように元塗装の剥離からスタートです
Pラインの処理もいつもの作業ですが ウェザリング仕様の場合は墨入れなどで とんでもないところにラインが出てしまうので特に注意が必要です
最初の加工は経年による車体外板の歪み表現です
捨て塗りを行った部分をサンディングしますが 気を付けなければならないのはスケール感です
当たり前ですが1ミリの凹みを造ると 実車では150ミリの凹みとなってしまいますので…
基本加工中の53号機です
ここまでに行った作業は
塗装剥離
外板経年表現
Pライン処理
下地処理(ペーパー600・800・1000・1500番)
ランボード木目再現
避雷器位置変更
SG排気口形状リアル化
前照灯レンズカバー大型化
ホイッスル取付け穴埋め込み
原形エアフィルタ撤去
枕梁形状変更
飾り帯調整(乱れ修正・太さ修正)
ナンバー取付け穴埋め込み
各モールド撤去
洗浄2回(塗装剥離後・下地処理後)
外板経年表現
Pライン処理
下地処理(ペーパー600・800・1000・1500番)
ランボード木目再現
避雷器位置変更
SG排気口形状リアル化
前照灯レンズカバー大型化
ホイッスル取付け穴埋め込み
原形エアフィルタ撤去
枕梁形状変更
飾り帯調整(乱れ修正・太さ修正)
ナンバー取付け穴埋め込み
各モールド撤去
洗浄2回(塗装剥離後・下地処理後)
などです
ディテールアップは徹底して行い 高圧回路アダプタ・SG関係の装備(排気口・安全弁・水タンクコック・ホース吊り金具・接続口・ホース掛け)・鷹取形の鞄掛けなども造り込み Nより大きなのスケールの模型を含めても 実車に一番近い53号機の再現を目指しています
3回目の洗浄を済ませたあと プライマー処理と下地塗装を行います
大型模型の製作ではないので 細かなモールドを埋めてしまうサーフェイサーは使用しません
次の工程は影塗装です
この塗装は汚し表現のためではなく 本塗装の発色を抑えたい部分をブラッシングします