EF58-47号機〔宮〕 2013年9月完成 月刊『とれいん』474号掲載作品
“EF58形は全172機 同じ形のものは無い”と言われる程 バラエティーに富む形態を誇っていましたが それらは後年の改造・改装によるものだけではなく 新製時から大きな特徴を持って落成したものもありました
日立製作所で落成した45~47号機の3機は 7窓機となった35・36号機に次いだ変形車体となり 通称“日立製変形機”と呼ばれるようになりました
《日立製変形機の主な特徴》
側面機械室窓の高さ ……… 一般機より位置が高くなっており 荷35レで浜松区のEF58と重連を組むと側窓高さの違いが大きく目立っていました
前面裾スカートの延長 ……… 前面より側面に回り込んだ車体裾スカートが 枕梁まで延長されています
枕梁の形状 ……………… 日立製EF58の枕梁は“長方形”となるのが一般的でしたが 変形機である45~47号機は日立製以外と同じ形状である“逆台形”となっていました また 完全な変形機ではありませんが48号機と 改装機である11号機も日立製でありながら“逆台形”となっていました
スノープロウ取付け座の形状 … 日立製変形機のスノープロウ取付け座は鋳鉄一体成型で 一般機の鋼鈑組み立て式とは形状が異なっていました
《日立製 1952年11月落成 1981年6月廃車》
日立製変形機 大窓 つらら切り LA12形木製カバー避雷器 避雷器位置前期形 汽笛おおい取付け座残存 PS14Aパンタ 屋根昇降段原形 乗務員昇降手摺りLタイプ 枕梁一般形 特急特別塗粧(青大将)
日立製変形機 大窓 つらら切り LA12形木製カバー避雷器 避雷器位置前期形 汽笛おおい取付け座残存 PS14Aパンタ 屋根昇降段原形 乗務員昇降手摺りLタイプ 枕梁一般形 特急特別塗粧(青大将)