加工は離型剤を落とすためと塗装ノリを良くするために脱脂洗浄からスタートし グリス類が付着している下回りの洗浄は特に入念に行います
きれいに再現された細い銀の縁取りがある黄帯など 製品の塗装を活かすことにより24系との編成美を損なうことはありませんが その代償としてPラインの処理が行えません
屋上の配管類は一部が軟質プラ製となっている導体線を含め全て金属線に置き換え 製品では省略されている統一無線アンテナ線もパイピング パンタグラフ作用管は実車同様に空気ガイ管に接続させました
ボディにモールドされている手摺り類も別パーツ化するため 車体には一旦クリアを吹き 粘着力を弱めたマスキングテープで保護してから製作を進めることにより 塗装を痛めることなく作業を行っています
スカート部はモールド類の大半を造り替え ナックルカプラーは製品付属の柄の長いタイプではなく 短いものに交換しリアル感をアップさせました
車軸ケーブルは発電機用と検出装置用を造り分け 室内には運転室・機械室表現も行っています
当日の43号機は比較的きれいな状態だったため 汚しは控えめのライトウェザリング仕様ですが ただ単に本塗装の上に汚し塗装を行うのではなく プライマー処理⇒下地塗装⇒陰塗装⇒本塗装⇒チッピング⇒墨入れ⇒ウェザリング塗装⇒ウォッシング⇒ドライブラシの順に下地造りから行い ノンウェザリング仕様とは塗装工程を完全に変えています
また 汚れ表現は塗料のみでパステル等の粉末は使用していません
表面保護は半光沢クリア~艶消しクリアのグラデーションとしています