電球色LED搭載で再販となったKATO製3020-2を使用し 常磐線無線アンテナ搭載の上越形 134号機をウェザリング仕様で製作します
ウェザリング仕様を製作する場合 ハードに汚れた姿を再現したくなるのがモデラーのサガ? ですが 今回は完成後に既製品の客車をそのまま牽引しても違和感のない程度の汚れ度合いを目指します
とは言っても手抜きをしてウェザリングを施すのではなく フルディテールアップ・フルレタリングから 塗装と汚しの工程まで徹底的に造り込みます
加工はいつものように元塗装の剥離からスタートです
Pラインの処理もいつもの作業ですが ウェザリング仕様の場合は墨入れなどで とんでもないところにラインが出てしまうので特に注意が必要です
車体への最初の加工は経年による外板の凹凸再現です
捨て塗りを行った部分をサンディングしますが 気を付けなければならないのはスケール感です
当たり前ですが1ミリの凹みを造ると 実車では150ミリとなってしまいますので…
基本加工中の134号機です
ここまでに行った作業は
塗装剥離
外板経年表現
Pライン処理
下地処理(ペーパー600・800・1000・1500番)
ランボード木目再現
つらら切りカンナ削り
ホイッスル取付け穴埋め込み
飾り帯調整(乱れ修正・太さ修正)
ナンバー取付け穴埋め込み
各モールド撤去
洗浄2回(塗装剥離後・下地処理後)
外板経年表現
Pライン処理
下地処理(ペーパー600・800・1000・1500番)
ランボード木目再現
つらら切りカンナ削り
ホイッスル取付け穴埋め込み
飾り帯調整(乱れ修正・太さ修正)
ナンバー取付け穴埋め込み
各モールド撤去
洗浄2回(塗装剥離後・下地処理後)
などです
ディテールアップは徹底して行い 高圧回路の取付けボルト・汽笛おおい内部のホイッスル・電暖表示灯のレンズ・欠き取られた前面踏み板・上越形の標識灯掛けなど 市販パーツの無い部分も造り込んでいます
3回目の洗浄を済ませたあと プライマー処理と下地塗装を行います
大型模型の製作ではないので 細かなモールドを埋めてしまうサーフェイサーは使用しません
次の工程は影塗装です
この塗装は汚し表現のためではなく 本塗装の発色を抑えたい部分をブラッシングします
影塗装の効果を活かしつつ行った本塗装
ここで塗装のケバ立ちを抑えるためペーパーを掛けたあと 4度目の洗浄を行います
飾り帯を塗装するための発色塗装です
ここは今回の製作では唯一の光沢塗料を使用する部分です